サツマイモは救済作物から美味しいおやつへ変化、そして、素晴らしい効能
サツマイモはジャガイモ同様、やせ地でもよく育ち、収穫量が多いことから幾度となく人々を救ってきた歴史があります。例えば、享保の大飢饉(1732年)では、西日本一帯に大凶作に見舞われたことがありました。飢えで、多くの死者が出る中、サツマイモの栽培がすでに広まっていた長崎、薩摩では餓死者は出なかったといわれます。そのことから、救済作物としてサツマイモが注目されるようになり、全国的に広まりました。栽培が広がるにつれ、研究が進み、従来のサツマイモより甘い品種が発見され飢饉食から美味しいおやつへと変わりました。