北海道から九州に広がるサヨリ釣りの魅力と技術を徹底解説!35~40cmの大型を狙う最適なシーズンや、中層での捕食技術、ウキや仕掛けの選び方、そして微妙な調整が求められる竿とリールの選定方法まで、初心者から上級者まで必読の情報が満載です。釣り場の選定やコマセの効果も解説し、あなたの釣りスキルをグレードアップさせる秘訣をお届けします。
北海道から九州にかけて広がる海域で繰り広げられるサヨリ釣りの世界へようこそ。この魅力あふれる釣りでは、通常35~40cmのサイズを目指し、特に11月から翌年3月にかけてのシーズンが最も盛り上がります。近年では、気象や海流の影響により、中層でも捕食が見られるようになり、ウキや仕掛けの使い分けが上級者に求められる技術となっています。活性が高い時には浅い水深で、食いが悪い時にはエサが沈む動きに合わせて仕掛けを調整することがポイントです。また、竿とリールの選び方も重要で、微妙なアタリに対応するために精密な調整が求められます。釣り場の選定やコマセの配合も、釣果に大きく影響する要素として考慮されます。これらのテクニックと状況判断が、サヨリ釣りの楽しみをさらに深めることでしょう。さあ、新たな冒険が始まります。
分布~大きさ~釣り期
北海道全沿岸、津軽海峡から九州南岸までの日本海・東シナ海沿岸、津軽海峡から土佐湾までの太平洋沿岸、瀬戸内海に分布しています。大きさは35~40cmで、釣りのシーズンは30cmを超える大型を狙うなら11月から翌年の3月です。夏から秋にかけては、エンピツサイズと呼ばれる小型の群れを狙える地域もあります。
サヨリ釣りの常識が大きく変わる
サヨリは水面近くで大群を成し、秋から翌年の春まで、多くの地域で数釣りが期待できます。その美味しさから、ウキ釣りの人気相手として知られています。
通常、表層を泳ぐサヨリは目が良く、微妙なアタリに敏感なため、繊細な仕掛けと浅い水深で釣られることが多いです。一般に「見える魚は釣れない」と言われますが、サヨリは例外で、群れが目視できることが釣りの始まりを告げます。
しかしここ数年、サヨリ釣りの常識は大きく変わりつつあります。プランクトンを主食とするサヨリは表層だけでなく、中層でも捕食します。このため、上級者たちは多様なウキを使い分けて、変化するサヨリの位置を狙っています。
結果として、サヨリのエサ探しの範囲は従来よりも広く、群れが見えなくても中層での釣果が期待できることが明らかになっています。これは近年の気象変動や海流の変化に起因するものかもしれませんが、サヨリを釣る際にはこの新しい釣法と戦略を押さえておくことが重要です。
仕掛けの使い分け
コマセを使ってサヨリの群れを引き寄せる際、活性が高く群れが密集している状況では、エサを水面に浮かべるか、1メートル以内の深さを狙います。この場合、発泡玉ウキと飛ばしウキを組み合わせた仕掛けが一般的です。固定されたアタリウキは一つだけで、アタリがあれば他のウキが離れる仕組みで、初心者でもアタリを取りやすいですが、横風の時に絡みやすいという欠点があります。
風に強く、遠投が可能な改造された転倒ウキ、遠矢グレSP230-16があります。トップをエポキシで固定し、自作のリリアンにハリスを結ぶことで、遠投時でも安定してアタリを取りやすくなります。ウキの浮力を残しつつ不安定にすることで、波に左右されながらもアタリに反応する仕掛けです。シンプルで絡みにくいメリットもあります。
2段自立ウキ仕掛けは、メジナを狙っている際に、サヨリの群れが混じってきた場合に使用します。ハリスにゴム管を通し、TD-16を固定してアタリウキとします。どちらのウキも自重があり、絡みにくいため、状況が変わりやすい時に便利です。タナの深さに応じて使い分けられるため、多岐に渡る釣り場面で活躍します。
ただし、大きなバリや太いハリスでは反応が悪い場合には、小さなバリと極細ハリスを組み合わせます。サヨリは食いが悪い時には細かな要素にも敏感で、仕掛けの見え方やエサの誘いに注意が必要です。数匹釣ったらハリを交換することで、釣果を安定させることが推奨されます。
各ウキ
2 段ウキ仕掛けや飛ばしウキと組み合わせて、表 層を狙うときに使う遠矢ウキ/TD-16〇本来は遊動 ウキだが、ゴ厶管で固定して使える。
飛ばしウキは、木製タイプとゴ厶製タイプの2種類 がある。着水音が静かなのは前者、飛距離は後者 に分がある。どちらも全遊動式にして使う。
サヨリのタナが、中層より深く沈んでいるときは、遠 矢 チ ヌ S P 3 0 0 ま た は 4 0 0 級 の 高 感 度 立 ち ウ キ でないと、微妙なアタリが取れない。
磯での中曆攻めや2 連ウキ仕掛けで飛ばしウキに もなるのが、遠矢グレSPやZFの立ちウキ。波に 強ぐ遠投時の視認性も高い。
ウキのセット例
発泡の中通し球ウキに、飛ばしウキを組み合わせた例〇飛ばしウキは、スクラムス トッパーで留めて絡みを防止する。モトスとミチイトを直結し、玉ウキはひとつを遊 動、ひとつを固定して、食わせるための極細ハリスを40〜70cm接続する。接 続部がすべて直結で、金属の接続具を使わず表層で自然に仕掛けを流すこと ができる仕掛けだ。ポイントが近ければ、アタリウキのサイズを下げてもいい。
遠矢流一門独特の転倒ウキ仕掛けは、遠矢グレ2 3 0 – 1 6 など、オモリ負荷1 号 級の自立式立ちウキのトップに、ハリスを結ぶリリアンを付け、ここからハリスを 表層に流す。ウキにオモリを背負わせずに使うのがポイントで、波と流れでトップ を左右に振りながら流れ、サヨリの微妙なアタリを、止まる、倒れるなどの大きな 変化に還元してくれる。超遠投時にも有利な仕掛けです。
ハリの選び方と市販のハリス付きハリ
非 常 に 渋 い 状 況 で は 左 の 袖 バ リ と サ ヨ リ 用 早 掛 け 4 号 が 向 く 。 大 型 狙 い で は 0 H 競 技 マ ス 5 号 や チヌバリ0.5号。大型外道にも対応できる。
細軸バリのスペアは、市販のハリス付きハリでも 可。ただし、付属ハリスが40cm前後なので、モトス を足して60〜80cmのハリスにする。
流れが効けば1.5号のハリスでも食ってくるが、食 いの荒い磯でも0.8号しか食わないこともある。流 れが緩ければ0.6号のハリスも必携です。
中層を攻める仕掛け
朝方は表層で釣れたものの、急にアタリが止まった場合は、感度の良い立ちウキを使って中層を攻めるのが最新のアプローチです。サヨリは時折海底近くでのエサ探しを行うこともあります。仕掛けは、ハリやハリス以外はクロダイやメジナと共通のものが使われます。
波の多い磯などや、遠投が必要な場所では、遠矢グレSPやZFなどのメジナ用の立ちウキを使用します。水深が3メートル以上で波が静かな場所では、感度の良い遠矢チヌSP300または400を選ぶと良いでしょう。
クロダイと異なるのは、サヨリの場合はハリスを海底に這わせないことです。ハリスは短めで、1メートル長くてもタナが3メートル以上の場合は60センチメートル程度にしておくと、アタリがボケることを防げます。
中層に潜んだサヨリは活性が低いことが多いため、細いハリスが有利です。ハリも軽くて細い袖バリや早掛けタイプを使うと、より効果的です。波のない条件下では、オモリを足してトップの浮力を抑えると良いでしょう。このレベルのハリやハリスは消耗が激しいため、最低でも20本程度のスペアを用意しておくことが重要です。
遠矢ウキ チヌスペシャル SP400-8 2B 遠矢スイベル
竿とリール
サヨリ釣りにおける竿は、魚を引き寄せることよりも、仕掛けを精密に投げて微妙なアタリに対応し、遠投時でも確実にアワセが効くことが理想です。汎用性の高い竿としては、クロダイやメジナ釣りで使用される0.8〜1号の磯竿が挙げられます。竿のクラスが上がれば、軽量で小さなアタリにも敏感に反応することができるので、予算が許す限り上級モデルを選ぶのが良いでしょう。
リールに関しては、ダイワ製であれば2500番クラスのスピニングリールに、フロート系ナイロンの2号を150m巻くのが一般的です。特にレバーブレーキ式である必要はありませんが、クロダイやメジナを考慮すると、ドラグ付きのレバーブレーキタイプが最適です。
ダイワ(DAIWA) 磯用レバーブレーキリール 23ラグザス 2500XH-LBD
シマノ(SHIMANO) レバーブレーキ スピニングリール 23 BB-X ラリッサ C3000DHG
主力のコマセの配合比率
サヨリ釣りでは、古くから表層で効果的なイワシのミンチがコマセとして利用されてきました。イワシのミンチは油分が多く、水面に広がりやすいため、広範囲からサヨリを誘います。水で2〜3倍に薄めて、水面でサヨリの群れが見えるまで、足元から連続して投入します。同様に、アミコマセも薄く撒くのが一般的です。
しかし近年では、この方法で釣れるのは一時的に小規模な群れが集まった時だけに限られることが多くなっています。そのため、リールを使ったウキフカセ釣りでは、イワシのミンチやアミコマセを配合し、特定の流れやタナにコマセのゾーンを作り、エサを同調させる攻撃的な手法が求められます。
組み合わせるエサとしては、メジナ用のマルキュー/アミパワーグレとサヨリパワーなどの軽めの配合エサが推奨されます。表層を狙う場合はイワシのミンチを、中層の釣りを考えるならアミコマセを加えたコマセを作成します。
配合エサは単にまとめるだけでなく、水分量の調整によってコマセの効果をコントロールすることができ、タナを精密に狙うことが可能です。イワシのミンチが手に入らない地域でも、配合エサを使えばアミのエキスを含んだパン粉やパウダー成分が表層のタナにサヨリを誘引します。しっかりとコマセを効かせれば中層の釣りにも対応可能ですので、釣り場の状況に応じて積極的に配合比率を調整してみましょう。
コマセの拡散イメージ
サヨリ釣りで使用されるコマセは、イワシのミンチまたはアミコマセが主力です。しかし、それぞれ単体では特定の条件下でしか効果を発揮せず、遠投も難しいです。配合エサを加えることで、比重の異なる複数の成分がタナを形成し、狙った場所に効果的にコマセを投入することができるようになります。
コマセのパターン
【表層狙い】
表層を狙う場合、油分の多いイワシのミンチ1袋に、パン粉が入ったアミパワーグレ1袋、そして軽い粉末のサヨリパワー1袋が基本となります。
【表層~中層】
表層から中層を狙う場合には、アミコマセに表屑用と同じ配合エサを組み合わせるのが効果的です。配合エサがエキスを吸い取り、軽い煙幕を作ります。
付けエサの種類と使い分け
サヨリはエサの大きさや形に非常に敏感な魚で、食いが渋いときには細軸のハリに解凍したアミコマセの粒を刺さないと食わないこともあります。その中で、安定して釣果を上げるためには小型のオキアミやサシアミが最適です。状況に応じて刺し方を変えられるので便利です。
また、重要なポイントはポイントまでの距離と、誘ったときの付けエサの動きです。極端にポイントが遠い場合、アミエビやオキアミでは届かないことがあります。そのようなときに役立つのが、細めのアオイソメやジャリメなどのイソメ類です。これらをハリに真っ直ぐ通して付ければ、ワームのようにヒラヒラと動き、サヨリを誘うことができます。予備のエサとしても必ず押さえておくべきです。
各付けエサの使い方
【オキアミ、アミエビ】
サヨリの場合、Sサイズのオキアミやアミエビは、尾羽を切り、通し刺しするのが基本です。頭部を偏食する場合には、中央の目の間から尾側に向けて抜く変則的な刺し方が必要なこともあります。食い渋った時には、オキアミの尾の部分を剥いて提供すると効果的です。
【アオイソメ、ジャリメ】
動きのあるエサに反応が集中する場合は、アオイソメやジャリメをハリのサイズに合わせてカットし、通し刺しで使用します。これにより、ルアーのように頻繁に動かすことが釣果を上げるポイントとなります。遠投が可能なため、潮目が遠い場所などでは特に効果を発揮します。
ポイントとアタリの種類
サヨリは、潮通しの良い場所でプランクトンが溜まる流れの変化するエリアを群れで回遊する魚です。釣果を上げるためには、このような食い付きの良いスポットで、魚の足を止めやすい場所を選ぶことが重要です。
まず、季節によって回遊する場所が大きく異なるため、最新の情報を基に回遊するエリアを絞り込みます。次に、釣行当日の風向きを確認し、できるだけ追い風になる釣り場を選ぶのが良いでしょう。サヨリは表層の流れに乗って回遊しますが、追い風のエリアではコマセが沖に達しやすく、群れを釣り場に留めやすくなります。
波が穏やかな日や内湾のポイントでは、潮目がポイントの目安となります。このような場所では、異なる方向からの潮がぶつかり合い、コマセが溜まりやすくなります。特に潮が澄んで食いが悪い日でも、潮目周辺ではアタリが出ることがありますので、遠投して狙う価値があります。潮目がはっきりしない場合でも、仕掛けを引いてくると重く感じる場所がポイントですので、重点的に探ってみましょう。
外洋の岩場など、波や流れが強い場所では、流れの払い出しを見つけて釣り座を設けます。打ち寄せる波は必ずどこかで沖に流れ出ます。さらに、この流れの先に沈み根や離れた岩場があれば、コマセが溜まりやすく、最も理想的なポイントになります。サヨリは根掛かりすることはありませんが、コマセを効果的に使用することが釣果の直結要因です。食いが悪いときほど、コマセが溜まる場所を意識して攻めてください。
サヨリは活性が高いと群れが濃くなり、大きなアタリを見せることがありますが、少しでも食いが渋ると口にしたエサをすぐに吐き出してしまいます。口が非常に硬いため、大きなアタリは期待できません。活性が高い表層の釣りでも、エサの動きが異常だと感じたら積極的にアワせてみましょう。中層を攻める立ちウキの釣りでは、トップがわずかに押さえ込まれることが多いので、アタリを見逃さないように注意してください。
理想のポイント条件
内湾の堤防や小さな磯など、波が穏やかな場所では、潮通しが良く流れが変化する潮目がポイントの目安となります。一方、外洋の岩場や堤防など波が高い場所では、沖に向かって払い出す流れがある場所が有望です。このような流れが沈み根や離れた岩場に当たる地形であれば、コマセの効果が長時間持続しやすく、最も理想的なポイントとなります。
アタリのパターン
表層用 の 仕 掛 け で は ウ キ が 消 し 込 む こ と も あ る が、左右に走るアタリが多い。なんとなくウキの間 隔が変わるだけのこともある。
立ちウキでは、ウキのトンプが静かに1〜2目盛り押 さえ込むようなアタリが出たら、間髪を入れずアワ セを入れよう。
誘いのパターンとタナ探り方
サヨリは、活発に動くエサに積極的に反応する習性があり、日によって効果的な誘い方が異なることがあります。表層に群れが見える日は、ゆっくりと引いてくることでエサに飛びついてくることが多く、エサが浮かぶような状況では、エサとウキの間隔(ハリスの長さ)を詰める方が効果的です。
活性が高くない日には、エサが引かれた後に沈む動きに反応することが多いです。引く距離が長ければエサが大きく浮き上がりますが、止めてから沈むまでの間がその日のタナを探る目安にもなります。アタリがあっても乗りが悪い、あるいはエサをすぐに吐き出してしまう場合は、タナを微調整することでしっかりと掛かることがあります。エサの沈む速度は付けエサの大きさや種類によって微妙に変わるため、アタリが遠い時や乗りが悪い時は、エサの刺し方や種類を変えてみるのも一つの手です。
食いが悪い日には、狭いタナでエサが自然に漂っていないと食わないこともあります。特に中層まで群れが沈んだ時は、この傾向が強いです。コマセの比重をしっかりタナに合わせることや、撒く時のコマセのまとめ具合にも注意しましょう。また、このような場合はハリの大きさやハリスの差が極端に出ることがあるので、ハリスは0.6号、ハリも細軸の袖バリなどが必要です。
ウキ下、仕掛け、コマセのバランスがシンクロすれば、群れが沈んでアタリが微妙な状況でも、エサを丸飲みしてくれるはずです。そんなタナを探ることが数を伸ばす秘訣でもあります。狙うタナがわずかに違うだけで、釣果に倍以上の差がつくことが、最新のサヨリ釣法の面白いところです。
誘いのパターン
活性が高く表層に濃い群れがいる時は、一定の速度で仕掛けを引く誘いが効果的なパターンが多いです。投げた仕掛けを引いた直後にアタリが出る場合は、このパターンを積極的に利用します。活性がやや鈍化してくると、動いたエサが止まって沈んでいく動きに群れが反応することがあります。この場合は、引く速度や止める間隔を変えたり、ウキ下の長さを調整して、アタリが出るパターンを探ります。さらに活性が悪くなると、好みのタナで自然に漂うエサにしか反応しなくなります。中層の釣りでは特にこのケースが多く、タナはもちろん、ハリ、ハリス、エサのバランスが非常に重要になる展開です。
誘いのパターンとタナ探りについて
サヨリは、動くエサを積極的に追ってくる習性が強く、日によって効果的な誘い方が異なることがあります。表層に群れが見える日は、投入した仕掛けをゆっくりと引いてくると、その動きに誘われてエサに飛びついてくることがあります。このような日は、エサが浮いているほど効果的であり、ハリスの長さ(エサとウキの間隔)も詰め気味が有効です。
活性が高くない時は、エサが引かれた後に沈んでいく動きに群れが反応することが多いです。引く距離が長ければ、エサが大きく浮き上がりますが、止めてから沈むまでの間隔が当日のタナを探る目安にもなります。アタっても乗りが悪い、あるいはエサをすぐに吐き出してしまう場合は、タナを微調整することでしっかりと掛かることがあります。エサの沈む速度は、付けエサの大きさや種類によって微妙に異なるため、アタリが遠い時や乗りが悪い時には、エサの刺し方や種類を変えてみるのも効果的です。
食いが悪い日には、エサが自然に漂っていない狭いタナでは食わないこともあります。特に中層まで群れが沈んだときはこの傾向が強く、コマセの配合をしっかりタナに合わせることが重要です。また、極端にハリの大きさやハリスの差が出ることもありますので、ハリは0.6号程度、ハリスも細軸の袖バリなど、見切られにくいものを選ぶのが良いでしょう。
ウキ下、仕掛け、コマセのバランスが整っていれば、群れが沈んでアタリが微妙な状況でも、エサを丸飲みしてくれるはずです。こうしたタナを探ることも、釣果を伸ばす秘訣となります。狙うタナがわずかに違うだけでも、釣果に倍以上の差が出るのが最新のサヨリ釣法の面白いところです。
美味しい食べ方
サヨリはその独特な味わいと食感から、多様な食べ方が楽しめる魚です。以下に、サヨリの美味しい食べ方をいくつかご紹介します。
生で楽しむ
- 刺身: 新鮮なサヨリを刺身として楽しむのが一番のおすすめです。薄くスライスして、醤油やわさびと一緒に食べると、その旨味を存分に味わえます。
加熱調理
- フライ: サヨリを背開きにし、小麦粉とパン粉をまぶして170~180℃の油で揚げます。外はカリッと、中はふんわりとした食感が楽しめます。
- 唐揚げ: サヨリを一口大に切り、下味をつけてから揚げると、香ばしい味わいが楽しめます。
煮物や南蛮漬け
- 南蛮漬け: サヨリを揚げた後、酢や醤油、砂糖で作ったタレに漬け込むことで、さっぱりとした味わいに仕上がります。
その他の料理
- 串焼き: サヨリの皮を使った串焼きも人気です。香ばしく焼き上げることで、ビールのおつまみにぴったりです。
サヨリはそのままでも、調理しても美味しい魚です。新鮮なものを選んで、様々な料理に挑戦してみてください。サヨリの魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
「美味しい食べ方」の参考元
DELISH KITCHEN – さよりの食べ方は?おすすめレシピもご紹介!
Cookpad – 基本からアレンジまで!思わずつくりたくなる「さより」のレシピ集
楽天レシピ – サヨリレシピ・作り方の人気順|簡単料理の …
工房浦安 – サヨリのおすすめレシピ
参考元:さかな・釣り検索、日本の魚釣り、波止釣り教室、防波堤釣り入門
まとめ
サヨリ釣りの魅力と技術についてまとめると、サヨリは北海道から九州にかけて広く分布し、通常35~40cm程度のサイズで、特に11月から翌年3月にかけて大型を狙うのが最適です。中層でも捕食する傾向があり、ウキを使い分ける上級者向けの技術が要求されます。仕掛けの選び方も重要で、活性が高い時には浅い水深での釣りが効果的です。タナやハリの微調整が釣果に直結し、立ちウキや感度の良いウキの選択が重要です。竿とリールは精密な操作に適したものが推奨され、コマセの配合や風向き、潮目に応じた釣り場選びが成功の鍵です。