壁の下地を確認をせずに棚受けを付けて棚を作ると後で悲惨な目に合う場合があります。下地を確認する方法は何種類かありますが、今回は壁にキズを付けずに棚を作る方法をご紹介します。
ディアウォールの設置
メーカーサイトをご覧ください。
こちらのサイト見ていただきますと疑問に思うことは大概わかると思います。
トラブルとして、設置場所を間違えると柱が天井を突き抜けることもありますので、天井下地について説明します。
設置場所を間違えると柱が天井を突き抜ける
下地とは壁や天井、屋根材、床材を支える構造物を言い、下地材を所定の間隔で固定し、天井材の変形を押さえるものです。下地材の間隔は303、455、600、900mmが一般的ですが、天井の場合は303mm間隔で受け材を施工されます。
下記の図は天井の下地です。
天井の下地材のことを野縁(のぶち)といいます。壁側の天井にはこの野縁が打ち付けてあり、壁にそうように立てれば天井の下地にディアウォールが当たり、穴はあきません。
注意しなければいけないのは、壁から離れた場合です。壁から303mm間隔であれば下地はあるはずですが、下地がないところにディアウォールを押し当てると図のように穴があいてしまいます。(例として、壁側から200mm、または500mmにディアウォールを立てましたら穴があきます。また、壁側でない面の場合も同様、下地がない所に立てますと穴があいてしまいます。)
下地の確認に下地センサーを使います。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地探し どこ太 Basic 35mm 石膏ボード用の針式の下地探し マグネット付 79025
【特徴】
- 探知可能壁厚(針):35mm 探知可能壁厚(磁石):壁厚13mm、天井厚12mm
- 製造国:中国
- しっかり握れて、腰袋に入るサイズ
- 目盛付で、刺し込んだ壁のおおよその厚さが分かる
- 片手でロックの切り替えができるので、スムーズに作業が行える
- 本体内部に替針が2本入り
- 不意な針の飛び出しを防ぐ設計
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地センサー Home+ 電線探知 79152
【特徴】
- 探知物検出距離:通常モード19mm、深部モード 35mm
- 電線探知深度:30mm
- 下地材の中心を探知できます。
- 金属モード:壁材がベニヤ・石膏ボードの場合75mm、壁がALC・コンクリート・モルタルの場合 40mm(下地材が金属の場合)
- 壁が湿気を含んでいると、正確に探知できません。
FOLAI 下地センサー 下地探し 壁うら探し 一台三役 木材/金属/AC電源探知 自動オフ機能 日本語取扱説明書付き
【特徴】
- 一台三役:金属、木材、AC電源探知を一体となった下地センサーです
- 小型便利:コンパクトなハンドヘルドボディと人間工学に基づいたデザイン携帯にも便利し、狭い場所でも楽々測定
- 電気の配線、建築物の鉄筋、金属の落し物などの位置探査に対応
- 使いやすいシンプル設計,コンパクトで持ち運びに便利だ
- 1x9v電池を含む,日本語説明書対応
2✖4(ツーバイフォー)について
2✖4の寸法の出し方は取り付ける場所の高さを測り、そこから-45mmします。ディアウォールの上バッド(バネが内蔵)を天井側にかぶせます。下パッドを床側にかぶせます。
※木材を切り過ぎた長さが4mmまででしたら、付属のスペーサー(厚さ2mm)を下パッドに挿入し、調整することで使用できます。
【ディアウォールの立て方】
- 上パッド(スプリングが内臓してある方)をツーバイ材の天井側に、下パッドを床側にかぶせます。
- 上側を天井の隅に押し付け、内臓のスプリングを縮めながら下側を床の隅まで移動します。
- 柱を垂直に立て、手を離せば完成です。
次に棚受けを柱に取り付け、同様に片方の柱にも棚受けを取り付けます。
次に棚をつけて完成です。棚を追加する場合は同じ手順で行います。
2✖4材用 通常タイプ
2✖4材用 Sタイプ
ディアウォールで棚板を前に出す場合
下図のように、柱に使用した木材の表面から40mm以内に収まるようにしてください。
万が一おさまらない場合は、棚板に脚を取り付け転倒しないようにするか、棚と棚に置くものを合わせた重心が下図の青い箇所の範囲内に収まるようにしてください
まとめ
棚作る方法にラブリコ、ディアウォールを使う方法があります。どちらも壁にキズをつけず棚を作れますし、好みに応じていろいろ作り変えることができます。
工夫して居心地よい部屋作りをしましょう。
【引用・参考元】:DIAWALL(ディアウォールとは)、DIYLAb.(ディアウォールの設置方法)