場所を取らず手軽にできるズッキーニ栽培

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ズッキーニ栽培の全てを解説!種まきから人工授粉、追肥方法まで。家庭菜園に最適なズッキーニの育て方とおすすめの調理法を紹介します。

ズッキーニはその見た目が大きなキュウリに似ており、緑や黄色の品種があります。家庭菜園やプランターでの栽培が可能で、整枝や摘芯などの手間が不要なのが特徴です。この記事では、ズッキーニの効率的な栽培方法から収穫のコツ、おいしく食べるための調理法までを詳しく解説します。また、人工授粉の方法やうどん粉病への対策も紹介し、ズッキーニ栽培の成功へと導く実用的な情報を説明します。ズッキーニを始めたい方、より良い収穫を目指す方に役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。

出典:写真AC

ズッキーニの特徴

ズッキーニは、ペポカボチャの仲間で、大きめのキュウリのような見た目をしています。緑色や黄色の果実があり、ツルが長く伸びないため、家庭菜園やプランター栽培に適しています。ウリ科野菜特有の手間のかかる作業も不要で、手軽に栽培できます。

特徴として、見た目は大きめのキュウリに似た果実で、緑色や黄色の品種があります。栽培性は、ツルが長く伸びないため、場所を取らず、家庭菜園やプランター栽培に向いています。整枝や摘芯などの手間もかかりません。料理にはソテーや煮込み、フリッターなど、様々な調理方法で使えます。イタリアン料理だけでなく、和洋中どんな料理にも合います。食感と味については、シャッキとした食感で、クセのない味わいなので、幅広い料理に活用できます。開花後2~3日の果実は皮が柔らかく、生食も可能です。

ズッキーニは、キュウリに近い栄養価を持っています。

  • ビタミン: ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群など、様々なビタミンを含んでいます。
  • ミネラル: カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富です。
  • カロテノイド: β-カロテンなどのカロテノイドも多く含まれています。
  • 炭水化物: 低カロリーで、ヘルシーな野菜です。

ズッキーニの調理方法

ズッキーニは、様々な調理方法で楽しめる野菜です。

  • ソテー: 薄切りにしてサッと炒めると、ほのかな甘みと苦みが引き立ちます。
  • 煮込み: ラタトゥイユなどの煮込み料理に入れると、野菜の旨味が染み込みます。
  • フリッター: 薄切りにして衣をつけてフライにすると、カリッとした食感が楽しめます。

品種

冒頭にふれましたが、ズッキーニはカボチャの一種でペポ種に分類され、草姿や葉形、果形や果色の異なる品種があります。例を挙げると、細長形、ひょうたん形、UFO形、丸形などがあります。

緑色種としてグリーントスカ(サカタ)、ブラックトスカ(サカタ)、ダイナー(タキイ)、黄色種としてオーラム(タキイ)、ズッキーニ・ゴールディーなどがあります。

栽培方法

【種まきと苗つくり】

ポットの3号鉢に種を2~3粒まき、1cmの厚さに覆土する。本葉がで始めた頃に間引いて1本立ちにし、最終的に本葉4〜5枚の苗に仕上げます。

発芽のデータとして

  • 育苗日数 約30日
  • 生育適温 20~28℃
  • 発芽適温 25~30℃

土作りのデータ

  • 土譲酸度 pH6.0~6.5
  • 苦土石灰 100~150g/㎡
  • 1週間前~当日(全面施肥)
  • 堆肥 4.5~6ℓ/㎡
  • 化成肥料 100g/㎡
  • 熔リン 50g/㎡

栽培スペース

縦100cmに対してズッキーニの間隔60cm

植えつけ、支柱立て、追肥、土寄せ

【植え付け】

ポットで苗づくりをしたものが本葉3~4枚に仕上がりましたら植え付けをします。方法は土づくりを済ませてマルチを張った畝でもいいですし、直接畝でもいいです。畝に60cm間隔で植穴をあけ、はす口を外しジョロで水を注ぎこみます。水が引いたら苗を植えつけ、根元を押さえます。

マルチを張った畝の場合と直接畝に植え付けた場合について説明します。

【ポットで苗づくりをしたものをマルチを張った畝に植え付ける場合】

株から5cmほど離れたところに仮支柱を斜めにさし誘引し、はす口をつけジョロで水やりをします。

植え付けの1ヶ月後から2週間おきに化成肥料を追肥します。化成肥料はマルチの穴にひとつまみ(大さじ1杯程度)まきます。

2回目以降はマルチをはぐって畝の回りに化成肥料をふたつまみ(大さじ2杯程度)まき、軽く土を耕します。

【直まきの場合】

種まき後に暖かくなるまでポリフィルムのホットキャップをします。上端は換気のため切り開いておきます。

支柱は短いものを使い、交差させて立て、振り回されないように固定します。

  • 1回目は、株の回りに化成肥料をばらまき土を耕します。
  • 2回目は、畝の片側に化成肥料をばらまき土を寄せます。

※どちらも2回目以降の追肥は2週間ごとに行い栽培終了まで行います。

人工授粉

雌花が咲きましたら、朝9時までに人工授粉します。まず、雄花を摘み取り、花びらを取り除きます。次に、雌花の中心(雌しべ)に雄しべをこすりつけます。

出典元:やまむファーム
出典元:やまむファーム

収穫

ズッキーニが収穫の時期を迎えるのは、花が萎んでから約6~7日後です。この時、長さが20~25cmで、太さが3~4cmに達していれば、根元近くをはさみでカットして収穫します。丸形の場合は、直径が10~15cmのものが適しています。

横長プランター、丸形プランターで栽培

ズッキーニは直接畑やプランターにまいて栽培することもできますが、発芽適温 25~30℃と高めですので発芽させるのは難しい。直まきをする場合は5月の連休明け位がいいでしょう。

ズッキーニは成長するに従い葉が大きくなりますので横長70cm位のプランターを用意した方がいいです。丸形プランターを使う場合でしたら直径30cm、深さ直径30cm、容量15ℓ程度のものを用意します。

【プランタ栽培のポイント】

  • 葉が大きく折れやすいので、風が強く当たる場所に置くのは避ける
  • 株が大きくなると倒れやすくなるので支柱を立てて誘引した方がよい

70cm位のプランターで栽培する場合はプランターの中央か左右どちらかに植えるのが基本です。鉢のプランターで栽培する場合は中央に植え付けます。

支柱立て、追肥、土寄せ、人工授粉については重複しますのでここでは割愛します。

ズッキーニにつく病害虫

病気と害虫についてはやまむファームのズッキーニにつく病害虫をご覧ください。

栽培のポイント

【ポイント1】保温対策で温かい育成環境を整える

ズッキーニは生育適温が20~28℃とされており、比較的低温にも耐えられる特性を持っています。しかし、種まきや植え付けは霜が降りる心配のない時期まで待ちましょう。

地面に黒色や透明のポリフィルムマルチを使用して、事前に地温を高めることが効果的です。

種は畑に直まきするか、ポリポットでの育苗どちらの方法も選べます。育苗を行う場合、地温が十分に高まった後に植え付けを行うとよいでしょう。育苗したズッキーニは直まきに比べて成長が早まります。

直まきする際は、種を蒔いた後、温かくなるまでホットキャップやビニール行灯で覆い、保温と風除けを行います。ただし、適切な換気を忘れないよう穴を開けるなどの対策を取ります。

【ポイント2】人工授粉の後、追肥で株疲れを防ぐ

収穫が始まるのは6月の半ばから。気温の上昇とともに雌花が咲き出して、どんどん実のるようになります。

初めのうちは人工授粉で確実に着果させますが、暑くなってくれば自然に実るようになります。

収穫が始まるころに株元に追肥を施します。1回目の追肥は、マルチの穴にパラパラと。土と混ぜ合わせてよくなじませます。

2回目以降は、マルチをはがして根の伸びる先に施肥し、更にマルチの端を埋め戻しておきます。収穫期間が長く、2ヶ月ほど続きます。

良い果実を収穫するために2週間ごとに追肥をして、株疲れさせないようにしましょう。

【ポイント3】うどん粉病の判定

うどん粉病の症状は、葉にうどん粉をまぶしたような白い粉がつくことで、やがて全体に広がります。白い粉はカビの胞子です。

品種によっては、葉に白い粉をふいたような斑が入ることがあり、慣れないと病気の発生か、と慌てることがあります。

手で触って粉が付着しなければ、葉の模様です。

ズッキーニの食べ方

ズッキーニは様々な調理方法で楽しめる野菜です。

1. 焼く

  • 多めの油を高温で熱し、ズッキーニの皮目から焼き付けるのがポイントです。こちらをご覧ください
  • 焼き目がついたら裏返し、なるべく茶色い焼き目がつくまで待ちます。

2. 煮る・炒める

  • 煮込み、炒め物、フライなどに使えます。こちらをご覧ください
  • ゆでてサラダや和え物にも使えます。生でも食べられます。

3. みそマヨネーズ和え

  • 1センチ弱に切ったズッキーニを焼き、みそマヨネーズをかけて和えるのもおいしい。こちらをご覧ください

4. 電子レンジ

  • ズッキーニを薄切りにし、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで加熱するのも簡単。こちらをご覧ください

ズッキーニは水分が多く、調理中にさわると水分が出やすくなるので、焼く際は焼き目がつくまで待つことが大切です。

参考・参照元:野菜作り虎の巻、家庭菜園大百科、新・野菜作り大全、おいしい野菜作り

まとめ

ズッキーニはペポカボチャの一種で、キュウリに似た外見を持ち、緑や黄色の果実が特徴です。その成長が比較的容易で、家庭菜園やプランター栽培に適しています。料理においても多用途に使用でき、さまざまな調理法で楽しめる点が魅力です。

【重要な栽培ポイント】

  • 種まきと苗作り: 3号ポットに種をまき、1cm覆土して、本葉が4〜5枚になるまで育てます。
  • 保温対策: 発芽適温は25~30℃で、保温を施しながらの栽培が推奨されます。マルチやホットキャップを活用して地温を管理します。
  • 人工授粉: 確実な受粉と結実のために、人工授粉を行い、栽培の初期段階で注意が必要です。
  • 追肥: 生育期間中は定期的に追肥を施し、株の健康を維持します。特に収穫期に入る前に重要です。
  • 病害対策: うどん粉病の発生に注意し、白い粉が見られた場合は病気の可能性があるため、適切な処置を行います。

【収穫と利用】

  • 収穫時期: 花がしぼんでから約6〜7日後、適切なサイズで収穫します。丸型の場合は直径10~15cmが目安です。
  • 調理方法: ズッキーニはソテー、煮込み、フリッターなど、多様な料理方法に対応します。和洋中どんな料理にも適応可能です。

ズッキーニは、その栄養価の高さと、栽培の容易さから、多くの家庭菜園において重宝される野菜です。

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