アイナメ釣りⅡ【ヘチ釣り】

alt属性 さかな釣り

「ヘチ釣り」といえばクロダイ狙いですが、岸壁の際は、ほかにもさまざまな魚種が狙える好ポイントです。クロダイは周年釣れますが、晩秋12月からは食いが鈍くなりクロダイ釣りが難しくなります。逆にアイナメは産卵期に当たる10月~翌年の春先まで岸ぎわに寄ってきますので、堤防周りで釣りがしやすくなります。クロダイ狙いほど繊細さを要求されませんので、ビギナーでも十分に釣果が望めます。また、ヘチ釣りの入門としては最適です。

棲息地・特徴・分布

これについてはアイナメの「投げ釣り」で説明しておりますが、こちらでは概略説明をします。
アイナメは、ガシラ(カサゴ)と似たような場所に棲息していますが、ガシラほどが外洋の海にはいません。

関西ではアブラメが通り名で、30cmを超えるものをポンと呼びます。
棲息地は、漁港、漁港の波止、埋め立て地の護岸、小漁港の石積み波止など、浅海で海藻や護岸の多い場所なら、たいてい棲息しています。

釣り方

釣り方はガシラと同じように穴釣りでも釣れますが、もう少し長いサオを使ったサグリ釣りの方が面白いかもしれません。

ここで「穴釣り」、「サグリ釣り」、「ブラクリ釣り」の違いを解説します。

「穴釣り」

➡穴釣りとはその名の通り、テトラポッドや石畳の隙間に仕掛けを落として魚を釣る方法。


「サグリ釣り」

5.探り釣りの仕方
エサを付けて、堤防の際に落とします。
海底にオモリが着いたら、少し待ちます。
糸フケを取って、2,3回竿を上下して誘いを入れます。
オモリを少しだけ海底から浮かせた状態で、また待ちます。
これを3回ほど繰り返し、アタリがなければ仕掛けを巻き上げ、1mほど横に移動し、また同じことを繰り返します。

出典: www.google.com

「ブラクリ釣り」

➡わかりやすいですのでこちらをご覧ください。

釣り方は冒頭で紹介している3種類は主に防波堤で釣る方法です。他に、投げ釣りがあります。
沖の根まわりなどの広範囲を狙うのであれば投げ釣りが有利です。チョイ投げでしたらブラクリ釣り仕掛けが使いやすいです。しかし、堤防周りの一級ポイントであればヘチ釣りがもっとも効率がいいです。

ヘチのフィールド

アイナメは根まわりを好む魚なので、周囲に捨て石があり、カキ殻などが堆積していれば棲息している可能性は高いです。ただ、アイナメは定着性が高い魚ですので、棲息域が荒れると数も型も出なくなります。思惟といえば、沖の堤防が、場荒れしないという理由でお勧めです。

大きいな漁港や地続きの堤防などでは、手づかずのポイントが必ずあります。特に、投げ釣りをする人が多い釣り場では、足元が全く攻められていない事もあるので、ほかの釣り人の邪魔にならないように気づかいつつ、探りましょう。

釣り場所の特徴

アイナメ釣りは、垂直の護岸や堤防が釣りやすく、水深2mほどの浅場で釣れることもありますが、5m以上ある方がアイナメが寄りつきやすく、人影などによって警戒されることがない。

消波ブロックが入っている場所は、魚影の濃さという点では、できるものの、ヘチ釣りで攻略するのは不可能で、この場合は磯サオで消波ブロックを狙うか、穴釣りスタイルで堤防と消波ブロックの間を探る方が効率が良いです。

逆にT字になっている堤防では、基礎部の先に仕掛けを落とすために「落とし込み用」や「前打ち用」などの長めのサオが必要になったり、仕掛けをキャストしなければいけなかったりします。

クロダイ用の仕掛けで代用

アイナメ釣り用のヘチ釣りサオというものはないです。クロダイ狙いの人が冬に楽しむという傾向が強いです。ですので、クロダイ釣りで使っているタックルをそのまま併用している人がほとんどです。

クロダイのヘチ釣りと同様の仕掛けでいいわけですが、底狙いが中心になるので、オモリは重めにします。潮の流れが速い時は2~3個打ちます。タナを釣る時もイトを張ってアタリを待つので、オモリは同じ重さでいいです。海底にカキ殻などが多い釣り場では、ハリスを太めにして根掛かりに対応します。

【サオ】

操作性のよい全長2.4~3mのヘチ釣り専用サオが使われます。足が高い所では長めのサオが使いやすいです。クロダイのヘチ釣りでは、タナの微妙なアタリを取る必要があるため、穂先の感度にこだわる人が多いですが、アイナメは底狙いが基本で、タナで釣る場合もクロダイほどあたりが繊細ではないので、どんなものでも対応できます。

【リール】

スプールの回転がスムーズなヘチ釣り専用のタイコリールを使います。大型とのやりとりする際には、ブレーキ付きが有利です。リール操作になれれば、ブレーキなしでも対応できるようになります。

【ミチイト】

ナイロン2号が標準だが、使うオモリが比較的重いので3号でも問題はないです。落とし込み用と銘打たれた、ヨレが入りにくく、スレに強いミチイトが理想です。一般的なナイロンラインでも対応可です。

【ハリス】

フロロカーボン1.2~1.5号を、矢引(80cm)~1ヒロ(1.5m)、小型サルカンを介してミチイトと結節します。障害物が多いところでは太めにしましょう。

矢引についてこちらをご覧ください。

【ハリ】

チヌバリの2.5~4号、もしくはセイゴバリの9~13号を使います。フトコロの狭いセイゴバリは、アイナメが吸い込みやすいのが利点です。

【ガン玉のセッティング】

アイナメ狙いの場合、ハリの上3cmほどの所にセットします。潮の流れが速い時は1~2cm間隔で2~3個取り付ける

【エサ】

エサはイワイソメが好まれますが、安いアオイソメで十分です。他にモエビが使われると聞きますが、入手が困難です。

装備品

【基本スタイル】

沖堤防など、堤防上に水が被るような場所では、スパイク、もしくはフェルトスパイク底のシューズが安心です。アイナメ釣りは主に冬の釣りなので、防寒対策も怠らないよにしましょう。玉網は、腰ベルトに挟めるホルダーがついたもので、しまい寸法の短い振り出し式の玉網がベストです。枠径は45cm程度で柄の長さは釣り場の高さに合わせましょう。

【エサ箱】

クロダイのヘチ釣りと同じもので、腰ベルトが取り付けられるエサ箱が使いやすい。エサ箱はプラスチック製のものでもベルトから釣り下げるものなら問題ないです。

【救命胴衣】

救命胴衣なら何でもよいが、コンパクトになる自動膨張式がお勧めです。

ポイント

【ヘチの底狙い】

多くの釣り場では、岸壁の際の底狙いだけで釣りになります。軽く根掛かりするような場所とかカキ殻などの障害物があるところを狙いましょう。

【沖の根回り】

沖めに根や障害物があれば、軽くキャストして探ってみるのも手です。障害物まわりにエサを留め、少し待ってアタリがなければ、手前を探ります。

【タナ(中層)で釣れるポイント】

穴が空いている岸壁や、際にカキ殻などがついているところは、アイナメが中層にいることがあります。クロダイ同様、タナ狙いが効果です。

  • クロダイのヘチ釣りと違い、底にエサを留めた状態で、ミチイトを軽く張ったままアタリを待つのがアイナメ狙いの基本です。
  • 着底はイトフケで確認しますが、着底の瞬間がわからなければ、確実に着底したと思えるまでまち、サオ先をゆっくり上げてミチイトを軽く張っておけばいいです。
  • 着底後は、上下に5~10cmほどエサを動かすつもりで軽く誘うことが効果的なことが多いです。
  • また、誘いの動作をすることで、そこが砂地なのか、カキ殻などの障害物があるのかどうかがわかります。
  • 障害物がある場所は、根掛かりが増える反面、アイナメがよりやすい好ポイントなので、根掛かりを怖れずにしつこく探ることが大切です。
  • 沖の根まわりを探るときも、ミチイトを軽く張った状態にし、軽く誘いを入れながら手前へゆっくりと探っていきます。
  • タナ釣りでは、ミチイトを張った状態でゆっくりと仕掛けを下ろし、時おり止めてアタリを待ちます。
  • タナでは、アタリがなければすぐにポイントを移動した方がいいです。

補足説明

置きサオでアタリを待つ釣り方があります。この場合、アタリがないからといってどんどん移動するのは逆効果です。

過去に実績があった所、あるいはここと見極めたところでアタリがなくても、しばらく時間をおいてまた同じポイントを探ってみると結果が出ることがあります。

その理由は、ポイントが日陰だったり、波が当たるようになったり、潮が動き始めたりして、アイナメの活性を上げる条件が加わることで、急に食いが上がったためです。

アイナメのさばき方、料理は冒頭の投げ釣りをご覧下さい。

引用・参考元:

波止釣り教室(釣りサンデー)、さかな・釣り検索(つり人社)、日本の魚釣り、さかな大図鑑(釣りサンデー)

まとめ

前回の投げ釣りに次いでヘチ釣りの紹介です。釣り方は、投げ釣りにしてもヘチ釣りしても基本同じです。堤防では30~40cmが釣れます。堤防釣りには何種類かありますので楽しんでください。

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