投げ釣りでつるアイナメ釣り

alt属性 さかな釣り

アイナメ釣りには、船で釣る沖の「底のエサ釣り・ブラクリ釣り」、堤防・磯で釣る「投げ釣り、ブラクリ釣り」、堤防で釣る「ヘチ釣り」と色々な方法で釣られます。釣り方は釣り人により様々ですが、今回、大型狙いの投げ釣りを解説します。

出典:写真AC

棲息、特徴、分布

アイナメは、岩礁帯の底付近を好み、岩やテトラポットなどの隙間に身を潜めています。また、堤防や護岸の基礎部分についていることも多いです。

体色は黄色、赤褐色、紫褐色など、個体変異が著しく、側線は5本あり、尾鰭(オビレ)後縁がへこむか直線状です。

釣り期は10月~翌1月がおもなシーズン、最盛期は11月~12月です。

産卵は晩秋から冬で、オスが卵を保護します。しかし、他の個体の卵を好んで食べるため、エサとしてアイナメの卵を使う事もあります。

分布は北海道全沿岸から九州南岸までの日本海、東シナ海、太平洋沿岸、瀬戸内海です。

余談ですが、アイナメの日本記録は北海道の豊浦町の礼文華というところで72cmが釣れたというのが非公式でありました。二番目は1974年7月20日に宮城県女川町で釣れた62.0cmが釣れました。

冷たい水を好むアイナメは東北や北海道では周年釣れることができ、身近なターゲットとして人気が高いです。また、北に行くほど魚影は濃く、大型も多いのが特徴です。特に岩手県の三陸海岸や北海道では、50cmを超す大型もそれほど珍しくなく、60cmオーバーもモンスター級も望めるといいます。

こんな大きなアイナメを投げ釣りで、ぜひとも釣ってみたいものです。

アイナメと間違えやすいのがクジメです。アイナメより小ぶりで大きくても30cmどまりで、棲息地はアイナメと酷似し、同居していることもあります。見分け方は、アイナメは側線が複数あるのに対しクジメは1本しかありません。アイナメ同様クジメも美味しい魚ですので大きいものが釣れたら持ち帰り食べてみることをお勧めします。

クジメについて知りたい方はこちらをご覧ください

アイナメの投げ釣り仕掛け

根掛かりが多い場所なので、仕掛けはシンプルな1本バリが基本となります。魚影の濃いところではハリスにビーズなどをセットして、エサの存在を目立たたせることが釣果のアップにつながります。

釣り期については上記に解説しましたが、一般にシーズンは秋~春にかけての寒い時期です。産卵のために浅場に入ってくるこの時期は、もっとも釣りやすい。産卵に入ると急に釣れなくなるが、カレイとは違い、まったく釣れなくなることはない。産卵後しばらく荒食いが見られ、その後深場に落ちます。

すべてのアイナメが深場に落ちるわけではなく、そのまま浅場に居つく個体も多く、季節外れに大型のアイナメを仕留めたという話は枚挙にいとまない。

地域によるが、5~6月にまとまって浅場に入ってくることがあるが、なぜこの時期に入ってくるのか不明ですが、釣り人にしてみればうれしい限りです。

投げ釣りで忘れてはいけないポイント

  • 岸から少し離れた場所を狙う。具体的には沖の沈み根や構造物、堤防なら基礎石との境、岩礁帯ならスポット的にある砂地やミゾといったところがポイント
  • 海藻が生い茂るようなところもポイント
  • 潮通しがいい所。産卵で浅場にやってくるアイナメを狙うわけですが、アイナメは産卵する際、親がきれいな海水を卵に当たるように、ヒレなどを使って水を送り続けながら孵化を見守るというのは有名な話です。水が滞留しない潮通しのいい場所が、きれいな水を卵にお送るために必須条件になります。つまり、地形的に条件がそろっていても、潮通しが悪ければ期待度は低くなります。

仕掛けの道具

【サオ】

サオはオモリ負荷25~30号クラスで、4m前後の投げ竿が一般的です。足元の障害物(足元に消波ブロックが入っていたり、ハエ根が伸びている場所など)があるところは少し長めのサオが取り回しがいいです。

ハエ根とは磯から沖に張り出している岩礁帯のことです。

【リール】

アイナメ釣りにはドラグ付きは必要ありませんが、外道で(カレイ、スズキ、クロダイ、マゴチ、マダイ)などが掛かることを視野に入れるとドラグ付きが重宝します。
リールは下記のミチイトを150~200m巻けるものが適しています。

【ミチイト】

使うミチイトがナイロンなら5号前後、PEなら3号前後です。
投げる場所が近ければ、ミチイトに直接仕掛けを装着しますが、遠投を要する場所ではミチイトの先端にチカラ糸を付けます。チカラ糸はミチイトがナイロンなら5➡12号のテーパーラインを使い、ミチイトがPE3号の場合は合わせるPEのテーパーラインがないので、PE5~6号を10mほど接続します。

【ナイロンイトのメリット】

ナイロンはミチイトに伸びがあるので、食い込みを重視したいときやサオ先が硬いサオを使うときにいいです。

【PEのメリット、デメリット】

PEは伸びが少なく細いため、遠投性能が高い。加えて感度がよく、海底の状況が手に取るようにわかるので、沈み根や敷石のきわなどタイトに攻めたいときに重宝します。

デメリットは伸びが少ないので、魚がエサをくわえるとサオ先の抵抗がそのまま伝わって違和感を覚えるため食い込みが悪いことがある。

根掛かりがしにくい仕掛け3種

アイナメの投げ釣り仕掛けのイラストを見てください。

  • ジェットテンビンや浮き上がりが速いオモリに「海友堂/スーパーシグナルⅡ」などの直線状のテンビンを組み合わせた1本バリ仕掛け
  • 波や流れが穏やかで、根掛かりが少ないようなら、ひとつ目の仕掛けと同様のテンビンを用いて、吹き流しの2本バリ仕掛けにします。吹き流し仕掛けは市販で売られておりますが、アイナメ用は少ないのでカレイ用で流用します。
  • 波が高かったり、根がきつい(根掛かりが多い)場所では、胴付きタイプの仕掛けを使います。胴付きタイプの仕掛けは市販で売られ、アイナメ用と記されていれば失敗は少ない。

※市販の仕掛けは一般的な釣り場を想定して作られているため、ほかの釣り人が手を出さないような根の荒い場所を攻める必要があります。

【オモリ】

釣果を上げるには、根掛かり対策にオモリをウッドシンカー、「ギアラボ/Rockオモリ」などの根掛かりしにくいものにしたり、浮き上がらせの早い羽根つきのもにしたりして、本来オモリをセットするスナップから捨てイトを結び、根が掛かりを回避する工夫が必要があります。

オモリの号数は通常潮の流れや波の速さ、海藻の量などで決めますが、ポイントまでの距離を考えると20号程度で間に合います。波や流れで仕掛けが動いてしまうと根が掛かりが頻発する時はしっかりと留めることができる30号位が必要になることもあります。

冬~春にかけて海藻が繁茂する時期は海藻下にアイナメが潜むことが多く、オモリの重さで海藻を突破する必要があります。このようなときは30~40号の大きなオモリを使う事があります。

※オモリに「色を付ければ効果的」という話を効きますが、実際はあまり効果はありません。つけるのであれば発光体とか反射板を取り付けた方がよく、魚へのアピールをすることができ効果的です。

【ハリ】

ハリは丸セイゴやカレイバリを使います。

ハリの使い分けは好みによりますが、東北や北海道などでは魚の切り身やイカの内臓などのエサには懐の広い丸セイゴバリが使われ、虫エサを使う場合は軸の長い丸海津が使われます。軸の長い丸海津を使われる理由はエサを真っすぐに刺せるという理由によります。

【エサ】

アイナメは雑食性です。雑食性ゆえエサは何でもいいわけですが、一般的にアオイソメやコガネムシ(ウチワゴカイ)、イワイソメ(マムシ、本虫)です。中でも匂いの強いイワイソメがよく使われます。

地域によりエサへのこだわり、エサの特徴がありますので解説します。

  • 匂いの強い「イワイソメ」がなければアイナメ釣りに行かないといわれるくらいの特エサ
  • 塩漬けをされた「塩漬けマムシ」はエサ取りに、見切れしにくいため遠投に有利
  • 常盤や東北、北海道ではエラコが使われ、地元では「アイナメ殺し」とも言われている
  • その他、東北や北海道では、大型狙いにサンマやソウダガツオの切り身が使われる。

ポイント

アイナメは岩礁帯の水底や、沈み根、障害物の多い場所にいます。重要なのは、潮通しのいい場所を探すことです。イラストに書いておりますが、潮が通り、潮目が近くにできたようなエリアが期待度大です。大概、外洋に面する場所や湾の出入り口にある堤防や磯が狙い目となります。また、潮通しの良い沖磯や沖堤防も好ポイントです。逆に条件がそろっていても潮通しが悪ければアイナメが少なかったり、型が小さかったりします。

根掛かりが少ない釣り場の探り方

根掛かりが少ない場所では、吹き流しの仕掛けを使って、エサを投入し、着底を確認したら、オモリから伝わる振動を頼りに根のきわまでオモリを寄せ、仕掛けを止めて5分程アタリを待つのが基本的な釣り方です。

アタリがなければ、根を回避させるため、サオをあおって仕掛けを跳ねあげて手前へ寄せますが、この、跳ね上げたエサが落下する動作がアイナメを誘います。仕掛けが着底したら、同じ動作を繰り返して手前へ探ります。

根がきつい場所の探り方

根がきつい場所では胴付き仕掛けで探ります。着底したら、オモリが大きくずれないように、そっとミチイトを軽く張って5分程アタリを待ちます。アタリがなければ仕掛けを回収して最初の投入した地点よりも先に仕掛けを投入して同じ動作を繰り返して手前から沖へポイントを広げるようにします。

同じラインを釣り続けると、手前は何度もオモリが通過するので、それだけ魚はプレッシャーを感じ、すれてきます。そのため、ポイント休める意味で時々まったく違った方向を狙うといいでしょう。

アイナメのさばき方、料理

【捌き方】

【料理】

アイナメの料理方法をクックパドで紹介されいます。

引用・参考元元:さかな大図鑑(釣りサンデー)、波止釣り教室(釣りサンデー)、さかな・釣り検索(つり人社)、日本の魚釣り

まとめ

アイナメの投げ釣りをご紹介しました。

アイナメ釣りは北海道全沿岸から九州南岸、瀬戸内海と周年釣れます。釣り物が少なるこの時期、冬場がシーズンとなるアイナメを狙ってみては如何でしょうか?身近な釣り場でも30~40cmのものが釣れます。

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