カマスは群れで狩りを行う非常に獰猛なフィッシュイーターです。その行動パターンを理解し、適切なルアーを選ぶことで、ヒット率を大幅に向上させることができます。ここでは、基本的な釣り方から、良いタイミングで一気に釣果を上げるためのテクニックまでを詳しく解説します。
カマス釣りは、その手軽さとスリル満点の引きで、初心者からベテランまで幅広い釣り人に愛されています。特にルアーフィッシングは、シンプルなタックルで広範囲を素早く探ることができ、効率的に釣果を上げることができるため人気です。本記事では、カマスの行動パターンやベストな釣り場の選び方、効果的なルアーとそのアクション、そしてヒット率を上げるためのテクニックを詳しく紹介します。秋から初冬のベストシーズンに向けて、カマス釣りの魅力と成功の秘訣を学びましょう。これを読めば、次の釣行で確実にカマスを手にするための準備が整います。
ルアーフィッシングの人気ターゲット
カマスは釣る楽しさと食べる美味しさで知られ、古くから様々な釣り方が確立されています。魚の切り身をエサにしたウキ釣りや、フラッシャーサビキを用いた投げサビキ釣りがポピュラーです。魚食性が強いため、擬似バリにもよく反応し、近年はルアーフィッシングの人気が特に高まっています。
カマス釣りの魅力は、手元に伝わる強いアタリや、華奢な体に似合わない引きの強さにあります。ルアーフィッシングのメリットは、タックルがシンプルで、広範囲をスピーディに探れる点です。釣れないポイントを迅速に見切り、釣れるポイントでは入れ食い状態になることも珍しくありません。ルアーはカマスの本能を刺激するツールですが、使い方を間違えるとアタリが出なくなることもあります。
ここでは、カマス釣りの基本テクニックと、周囲に差をつける最新テクニックを紹介します。カマスは回遊性が強く、一日のうちでも釣れ盛る時間帯は限られています。効率よく釣り続けるためには、ルアーの選択と、カマスの活性に応じたリトリーブテクニックが重要です。正しい方法を使えば、ワンキャスト・ワンヒットも期待できるでしょう。
堤防からの釣りがおすすめ
カマスは沿岸を回遊する魚であり、基本的に岸から狙うことができます。しかし、遠浅の地形を嫌うため、水深5m以上のエリアを中心に回遊しています。これは日中に深場でエサを捕食し、まづめどきに岸近くへ回遊するためと考えられます。そのため、5m以上の深場が隣接していれば、サーフや磯場でも釣れる可能性があります。
カマスはカタクチイワシや小アジなどのベイトフィッシュを追って回遊するため、漁港の堤防や埠頭など、足元から水深がありベイトフィッシュの回遊が頻繁な場所が好釣り場となります。サビキ釣りで賑わう釣り場が多く、一級ポイントになることがよくあります。このような釣り場は足場が良く、釣り人も多いため、情報も入手しやすいです。カマスの気配がなくても、サビキ釣りで賑わう釣り場は一度はチェックしてみましょう。特に朝夕のまづめどきはカマスの気配を確認しやすく、水面近くで小魚が逃げ惑う姿を見つけたら、ルアーをキャストしてみると良いでしょう。
反面、実績のある釣り場でも、ベイトフィッシュの回遊がなければカマスの回遊も期待できません。ベイトフィッシュがいてこそ好釣り場となり得ます。また、カタクチイワシなどの大きな群れが入り込んでいれば、遠浅のサーフや磯場でも好釣り場になる可能性があります。
シーズンは地域によって若干のズレはありますが、一般的には秋から初冬がベストシーズンです。この時期にはカタクチイワシなどのベイトフィッシュが一気に接岸してくるためです。ただし、地域によっては初夏から盛夏にカタクチイワシの接岸が見られる場所もあり、その場合はカマスもこの時期に回遊してきます。シーズンはベイトフィッシュの接岸にリンクしていると考えると良いでしょう。
時合いは朝夕のまづめどきがベストです。カマスが大きな群れを形成してベイトを追い込む時間帯で、活性も非常に高くなります。岸近くや水面までベイトを追い込むため、ルアーフィッシングには最適の時間帯です。もちろん、日中でも深場での捕食活動を行っていますが、ベイトが溜まる深場を狙う必要があります。
カマス釣りのフィールドとシーズン
- 堤防から手軽に狙えるカマス
カマスは深い水深を好むため、遠浅のサーフや磯場よりも、足元から深さがある堤防や埠頭が主なフィールドになります。特に日中は深場から離れにくいため、水深5m以上の深場が隣接する堤防などが狙い目です。
- 秋〜冬がシーズン
カマスはベイトフィッシュを追って岸近くに寄ってくるため、カタクチイワシなどの小魚が接岸する秋から初冬がベストシーズンです。ただし、ベイトフィッシュの接岸があれば、初夏でもカマスが姿を見せる釣り場があります。
- まづめどきがチャンス
日中はカマスは深場に潜んでいることが多いですが、朝夕のまづめどきには水面近くまで浮上し、岸ぎわで活発に小魚を追いかけます。この時間帯には、水面で捕食するカマスの姿を見ることもあり、ルアーで狙うのに絶好のタイミングといえます。
メインターゲットはアカカマスとヤマトカマス
全国的に広く分布し、釣り人に馴染みが深いのは「アカカマス」と「ヤマトカマス」です。アカカマスは背中が赤茶色でボリュームのある体型をしており、ヤマトカマスは背中が青紫色で細長い体型をしています。どちらも平均的なサイズは20〜30cm程度です。さらに、地域によっては南海から黒潮に乗ってやってくる「オニカマス」の幼魚や「タイワンカマス」が釣れることもあります。
タックルはルアーに合わせる
カマス専用のルアーロッドは存在しないため、ライトソルト用やエギング用、ブラックバス用のロッドを選ぶことになります。カマスは大きくても30cm程度なので、タックルのパワーに関してはサイズを気にする必要はありません。メバルロッドでも30cm級のカマスを抜き上げることが可能です。
重要なのは、様々な種類のルアーをキャストできるかどうかです。小型ミノープラグやワームだけを使用するならメバル用ロッドでも十分ですが、10g以上のメタルジグやバイブレーションプラグで深場を狙うには無理があります。広範囲に対応できる汎用性の高いロッドを選ぶのが有利です。様々なウェイトのルアーをキャストできるロッドをおすすめします。
カマス狙いのルアーでは、最も軽いものが3g程度のジグヘッド+ワーム、最も重いものが14g前後のスピンテールジグです。3〜7gのルアーはブラックバス用のスピニングロッド、8〜14gのルアーはエギングロッドで対応できます。ソルト用の汎用スピニングロッドも幅広いウェイトのルアーに対応可能です。
リールは、ロッドに合わせて2000〜2500番のスピニングリールを使用します。軽いルアーを多用するため、ハンドルの回転が軽いものほどアタリ感度が良く、トゥイッチングなどの細かいアクションも付けやすくなります。
ラインはナイロン4〜8ポンドが実用的です。5gまでのワームや小型ミノープラグなら4ポンド、メタルジグやバイブレーションプラグ、スピンテールジグの10gまでなら6ポンド、10g以上なら8ポンド、もしくはPE 0.6号を使用すると良いでしょう。PEの場合は、フロロカーボン2号のリーダーを1.2mほど結節します。
タックルやルアー以外に便利なアイテムとして、魚バサミやプライヤー、小型スナップが挙げられます。釣った魚を持ち帰る場合は、容量10L程度の小型クーラーボックスも用意しておきましょう。
ルアーフィッシングの仕掛け
ラインの先にルアー接続用のスナップを結び、スナップにルアーを接続します。PEラインを使用する場合は、2号程度のフロロカーボンラインをリーダーとして結ぶのが一般的です。結び方は電車結びでも構いませんが、摩擦系ノットを使用するのが望ましいです。
ルアーフィッシングのタックル
- 【ロッド】
左側は7gのルアーに対応する7フィートのブラックバス用スピニングロッドです。右側は3号エギに対応する7フィート6インチのエギングロッドです。一本ですべてをカバーできるソルト用の汎用ロッドもおすすめです。
- 【リール】
ドラグ機構の使用はあまりありませんが、ハンドルの回転がスムーズなリールを使うことで、軽いルアーの操作感が向上し、アタリ感度もアップします。サイズは、ダイワやシマノの2000〜2500番が最適です。
- 【ライン】
使用するルアーのウェイトに合わせてラインの太さ(強さ)を選びましょう。ナイロンの4〜8ポンドはトラブルが少なく無難ですが、0.6号クラスのPEラインを使用すると強度が上がり、感度も向上します。
用意しておきたい小物
- 魚バサミ
カマスは釣った直後でも、手でつかむとウロコが大量に剥がれ落ちることがあります。魚バサミを使えば、手がウロコまみれになるのを防ぐことができます。
- プライヤーとシャープナー
カマスの口元は意外に硬いため、プライヤーを使ってフックを外すとスムーズです。また、何匹も釣るとフックの先が鈍りやすいため、シャープナーも用意しておくと良いでしょう。
スナップの選び方
サイズは#1が最適です。軽量で耐久性の高いものが理想的ですが、ルアーを接続する側の幅が広いものは、ルアーのアクションを損なわないため特におすすめです。
アムズデザイン(ima) パワフルスナップ #1ルアーの選び方
カマスは獰猛なフィッシュイーターであり、基本的にルアーへの反応は良好です。ルアーのカラーについては、小魚のようにキラキラ光って目立つものがおすすめです。ただし、カマスの口はそれほど大きくないため、コンパクトで細長いルアーのほうがフッキング率がアップします。
アクションに関しては、大きく揺れ動くタイプよりも、小刻みにしっかりと震えるタイプに反応が良いです。ルアーの種類はさまざまですが、上記の条件を満たすルアーなら問題なく使用できます。
数多くのルアーの中でも、特に実績が高いのがミノープラグ、メタルジグ、ジグヘッド+ワーム、バイブレーション、スピンテールジグです。これらのルアーを釣り場のロケーションやカマスの活性に合わせて使い分けることが重要です。
ミノープラグは、まづめどきの好時合いに活躍します。カマスが水面近くを泳ぐときに、自動的に表層を引き続けることができます。レンジ(泳層)を変えるために、フローティングミノーだけでなく、ダイビングタイプやシンキングタイプも用意しておくと万全です。
メタルジグは、あらゆる状況下でオールマイティに使えるルアーです。飛距離が出るうえ、ウェイトを変えれば表層から底層まで釣ることができます。必ず揃えておきたいルアーです。
スピンテールジグとバイブレーションプラグは、強い波動とフラッシング効果が特徴です。他のルアーよりもウェイトがあるため表層を引きづらいですが、中層から底層を狙う際に効果的です。特に、日中に沖めの深場に潜んでいるカマスを引っ張り出したいときに使用すると良いです。
ワームは、飛距離が出ませんが、繊細なアクションで誘うことができます。他のルアーで追いが悪いときに、ワームのコンパクトなシルエットと繊細なアクションが効果を発揮します。
カマス狙いに有効なルアー
ミノープラグ
まづめどきなど水面近くでカマスが小魚を追いかけているときには、ミノープラグが有効です。以下の種類がおすすめです。
- フローティング(全長5cm)
- フローティング(全長7cm)
- フローティング・ダイビングタイプ(全長5cm)
- シンキング(全長5cm)
フローティングタイプは水面直下から水深50cm、ダイビングタイプは水面下1m、それ以上の深さにはシンキングタイプを使用します。
メタルジグ
メタルジグのメリットは、コンパクトでウェイトがあり、飛距離が稼げるだけでなく、海底付近までスピーディに沈めることができる点です。5gクラスなら水面直下を引くことも可能で、10g以上なら深場を探ることが容易になります。写真のものは5〜7gのメタルジグで、細長いタイプのものがカマスには有効です。フックはテール部分のみで十分です。
バイブレーションプラグ、スピンテールジグ
写真左から、バイブレーションプラグ(7g)、メタルバイブレーション(5g)、スピンテールジグ(14g、7g)です。近年、ルアーの小型化が進み、これらのバイブレーションプラグやスピンテールジグもカマス釣りに対応するようになってきました。いずれも深場をスピーディにチェックするのに最適で、カマスの反応も非常に良好です。
【ワーム】
ワームは2〜3gのジグヘッドに装着して使用します。他のルアーに比べて飛距離は出ませんが、小型のカマスや食い渋っている場合に有効です。ワームの種類としては、写真左からピンテール、シャッドテール、カーリーテールなどが使われます。特に明るいカラーのメバル用2インチサイズのものが実績が高いです。
フッキング率を高める工夫
スペアフックを用意する
カマスは口が硬いため、何匹も釣るとフックの先が鈍ります。研ぐのも一つの手ですが、よりハリ掛かりを良くしたい場合は、その場で新品のフックに交換することをお勧めします。
ゲイプの狭いフックを使用
ワームのジグヘッドリグを使用する場合、フックのゲイプ(ふところ)が広いと、ワームの先だけをくわえたままで終わることが多くなります。そのため、ゲイプが狭いフックを選ぶのがおすすめです。
シングルフックをダブルで装着
メタルジグでトレブルフックが弾かれる場合は、シングルフックを向かい合わせでセットすることで、ゲイプ幅が狭くなり、ハリ掛かりが良くなります。
カマスの捕食ステージを狙う
カマスは常にベイトフィッシュを追い回しているわけではなく、まづめどきなど、ベイトフィッシュが表層に浮きだす時間帯に集中してエサを捕食します。これは、ベイトフィッシュが密集するタイミングでエサを捕食するほうが効率的だからです。この時期、カマスは大きな群れを形成し、ベイトを追い込むように狩りをします。
ベイトを追い込むには「壁」が必要で、この役割を果たすのが堤防などの垂直護岸です。特に漁港の堤防は小魚が集まりやすいため、まづめどきなどの時合いにはカマスが一斉に攻撃を仕掛けます。堤防の先端から外側一帯は、一級ポイントと言えるでしょう。
また、袋小路になっているようなワンドでは、流れ込み付近や石積み護岸も好ポイントになります。漁港内にベイトが逃げ込んできた場合は、港内がポイントになることもあります。好時合いには、ミノープラグのタダ引きで表層から攻めると、カマスの群れを見つけやすいです。
ただし、このような好時合いは一日のうちでも3時間ほどです。それ以外の時間帯は沖の深場に潜んでいます。それでもエサを捕食しないわけではなく、目の前にエサが通れば捕食します。日中でも特定のポイントを見つければヒットのチャンスはあります。
日中の狙い目は、水深5〜10mの岸近くの深場です。シーズン中、岸近くでエサを捕食するようになると、日中でもそれほど沖へは離れません。水深さえあれば、ルアーが届く範囲に潜んでいることも多いです。
堤防からなら、沖に向かってメタルジグやバイブレーションプラグを遠投し、深場を探るのも一つの手です。日中、ベイトフィッシュと一緒に港内に居着いている場合は、船陰やスロープのエッジ付近がポイントとなるので、ワームやミノープラグで直撃してみましょう。
カマスの行動パターンと釣りポイント
カマスはシーズン中であっても日中は深場に潜み、水中の光量が減少するまづめどきになると、小魚を追って岸近くに接岸し、表層に浮いてきます。そのため、深場が隣接している漁港の堤防や埠頭などが好ポイントとなります。足元から水深があれば日中でもヒットが期待でき、日中にアタリが出たポイントはまづめどきにはさらに期待が持てます。
ただし、カマスを引きつける最も重要な要素はベイトフィッシュの存在です。カタクチイワシや小アジ、サヨリなどが接岸しているかどうかが重要で、ベイトが漁港内に留まっていれば、日中であってもカマスが港内に居続けることがあります。
ポイントの条件
潮通しのよさ
ベイトフィッシュが接岸する漁港や埠頭は、例外なく潮通しの良いエリアに位置しています。特に堤防の先端付近は、カマスの釣果も良好なポイントです。
水深
カマスは明るい場所を嫌うため、日中は深場に潜んでいます。つまり、深場が近いポイントほどカマスのヒット率も高まります。そのため、堤防や埠頭が好ポイントとなります。
ワンド形状
カマスは群れでベイトフィッシュを追いかけるため、ワンドの形状をした護岸や堤防にベイトを追い詰めることがあります。そのため、港内のこうしたポイントも要チェックです。
ヒット率アップのテクニック
ただ闇雲にルアーをキャストしても、短時間でヒットパターンを見つけるのは難しいです。まずは、メタルジグなど遠投力のあるルアーを使用し、広範囲をチェックすることから始めましょう。
- 広範囲を探る
メタルジグを海底まで沈めてから、スローのタダ引きで引き上げてきます。アタリが出るまで各方向にキャストし、アタリが出た方向を集中的にチェックします。 - 層の判断
アタリが出た層(低層、中層、表層)を判断します。底層でアタリが出た場合はスピンテールジグやバイブレーションプラグ、中層ならシンキングタイプのミノープラグやスピンテールジグ、表層ならフローティングのミノープラグやジグヘッド+ワームを使います。 - ルアーとアクションの絞り込み
各層でどのルアーに反応が良いかを把握し、さらにタダ巻きだけでなく、トゥイッチングやリフト&フォールなどのアクションも試します。状況に合ったルアーとリトリーブアクションが見つかれば、入れ食い状態に突入する可能性が高まります。 - 効率的な釣り
このような状況は長く続かないことが多いため、スピーディに釣り続けることが大切です。途中でバラシが続いたら、まずフックの先が鈍っていないかを確認しましょう。鈍ったフックはバラシが増える原因となります。 - アワセのコツ
アワセは鋭く力強くが鉄則です。基本的には即アワセで良いですが、乗りが悪い場合は、ロッドティップに重みが乗るまでリトリーブを続け、その重みを感じたところで力強くアワセます。
ルアーのアクションと特徴
それぞれのルアーの特徴を活かしたアクションを加えることが大切です。
- ミノープラグ
タダ巻き➡ ルアーを一定速度で巻き続けるシンプルな方法。
トゥイッチング➡竿先を小刻みに動かしてダートアクションを生み出します。
リトリーブスピード➡低速から高速まで試し、カマスの反応を探ります。
- ワーム
タダ巻き➡一定の速度で巻き上げる方法。
リフト&フォール➡竿を上下に動かし、ワームを持ち上げてから沈ませる動作を繰り返します。これによりカマスを誘います。
- スピンテールジグとバイブレーションプラグ
海底付近まで沈める➡まずルアーを海底付近まで沈めます。
スローのタダ巻き➡ゆっくりと巻き上げてヒットレンジを探ります。
深いレンジ➡ヒットレンジが深い場合はさらにスローに、海底をなめるように引くことが有効です。
- メタルジグ
タダ巻き➡リトリーブレンジをキープしながら巻き続ける方法。
リフト&フォール➡竿を上下に動かし、メタルジグをフラフラと沈ませるアクション。イレギュラーなフォールアクションが食い渋る状況下で効果的です。
それぞれのルアーの特性を活かし、アクションを変化させながらカマスの反応を見極めましょう。
ルアー別のリトリーブ方法
こちらの釣り方も参考にしてみて下さい
参照元、参考元:日本の魚釣り、さかな・釣り検索、防波堤釣り入門
カマス釣りのまとめ
カマス釣りは、釣る楽しさと食べる美味しさが魅力で、古くから多様な釣り方が確立されています。特にルアーフィッシングの人気が高まり、効率的な釣り方が求められています。
重要なポイント
- フィッシングスポット
深場が隣接する漁港や埠頭は好釣り場。
足元から水深があるポイントが狙い目。
サビキ釣りで賑わう釣り場もチェック。
- シーズンと時間帯
ベストシーズンは秋から初冬。初夏でもベイトフィッシュの接岸があれば釣れる。
朝夕のまづめどきが最適な時間帯。
- タックルとルアーの選択
汎用性の高いライトソルト用やエギング用ロッドが適している。
リールは2000〜2500番のスピニングリールが最適。
ナイロン4〜8ポンド、またはPE 0.6号のラインを使用。
- ルアーの選び方とアクション
ミノープラグ、メタルジグ、ジグヘッド+ワーム、バイブレーション、スピンテールジグが有効。
タダ巻き、トゥイッチング、リフト&フォールなど、ルアーの特性に合わせたアクションを加える。
それぞれの層(表層、中層、低層)に応じてルアーを使い分ける。
- 捕食ステージの見極め
カマスはベイトフィッシュを追い回して捕食する。特にベイトフィッシュが密集するまづめどきに集中する。
ベイトフィッシュの存在がカマスの回遊に大きく影響する。
- テクニック
広範囲をチェックしてヒットレンジを探る。
各層でどのルアーに反応が良いかを把握し、適切なアクションを加える。
フックの状態を確認し、鋭く力強いアワセを行う。
効率的な釣りのポイント
カマスは回遊性が強く、一日のうちでも釣れ盛る時間帯は限られています。効率的に釣果を上げるためには、適切なルアーの選択とアクション、釣り場のポイントの見極めが重要です。正しい方法を使えば、ワンキャスト・ワンヒットも期待できるでしょう。
カマス釣りを楽しむためには、基本テクニックと最新のテクニックを駆使し、効率的に釣りを行いましょう。