投げつりで釣るカレイ釣り|仕掛け・釣り期・真冬(1月)の攻略ポイント

alt属性 さかな釣り

投げつりで狙うカレイ釣りを通年解説。仕掛け・釣り期・ポイント選び・攻め方の基本に加え、真冬(1月)の水温・潮・時間帯、釣れない原因と対策まで詳しく紹介します。

投げつりで狙うカレイ釣りは、冬から春にかけて楽しめる代表的なターゲットです。遠投と置き竿を組み合わせ、地形や潮の変化を読みながらアタリを待つ釣りは、初心者からベテランまで奥深さがあります。本記事では、カレイの生態や分布、釣り期といった基礎知識から、仕掛け・タックル・攻め方の基本を通年視点で分かりやすく解説しています。
さらに、水温が下がって難易度が上がる真冬(1月)のカレイ釣りについても、狙うべき水深や潮の動き、時間帯の考え方、釣れない原因とその対策を追記しました。季節ごとの特徴を理解し、状況に合わせて組み立てることで、安定した釣果につなげましょう。

出典:写真AC

棲息地、特徴

棲息地

砂や泥の海底に生息し、海底に潜むのに適した平たい体をしており、目が体の右側の面に2つともある特徴的な形態をしている。

産卵期は、12月~翌5月で南ほど早く、東京湾では12月~翌1月、青森県の日本海側では2月~5月です。温暖化の影響で各内湾の水温低下が遅れ産卵期がずれ込む傾向があります。

特徴

カレイ亜目 カレイ科
眼が体の左側にあるのが特徴。
背鰭と臀鰭の基底部に粗雑な小瘤状突起が並ぶ。
鱗は粗雑で星状に散在している。
歯は門歯状で密接して並ぶ。
背鰭、臀鰭、尾鰭に黒色の条紋がある。
本種は眼が体の左側にあるカレイ科に属する。

出典: www.google.com

分布、釣り期

分布

北海道西岸から九州西岸までの日本海、東シナ海、北海道南岸から土佐湾までの太平洋岸、瀬戸内分布

釣り期

10月~5月ごろで、ハイシーズンは3月~4月です。

1月の水温・潮・時間帯

1月のカレイ釣りは「水温・潮・時間帯」で釣果が決まる

1月は水温が下がり、カレイの動きが鈍くなりやすい時期です。通年記事としての基本(遠・中・近の投げ分け、地形変化を探る、置き竿で待つ)はそのまま使えますが、真冬は「回遊を待つ」よりも、口を使いやすい条件を選んで当てにいく意識が釣果を左右します。

1月の水温:下がり切ったら「深い・安定」を優先

真冬は水温が低く、日ごとの上下も小さくなります。こういう時はカレイが「ラクに居られる場所」に寄りやすいので、水温が安定しやすい深場や、急に浅くならない地形(カケアガリの下、航路の絡み、ミオ筋寄りなど)を優先すると外しにくいです。

  • 狙いの考え方:浅場を広く探すより、水深のある場所で当たり所を探す
  • 迷ったら:まずは**一番深い竿(遠投気味)**を軸に組み立てる
  • 風や波で濁りが入る日は、浅場寄りに差すこともあるので「深場固定」ではなく状況で調整します

1月の潮:動く潮を短時間でも「噛ませる」

1月は活性が上がりにくい分、潮が動くタイミングが「食い気のスイッチ」になりやすいです。潮が緩い時間が長い場所では、地形変化や流れのヨレに仕掛けを入れて、短い時合いを拾うのが効きます。

  • 潮が動く時間は、仕掛けを入れ替えたり竿を増やしたりして手数を増やす
  • 潮が速すぎる時は、オモリ号数を上げて「止める」か、流れが弱い側へ入れ替える
  • 潮が動かない時は、誘いと**エサの鮮度(交換頻度)**で差が出ます

1月の時間帯:冷え切る前後より「日中の上げ」を意識

1月は朝夕の冷え込みが強く、浅場ほど冷えやすいです。基本は、日が出てからのタイミングや、上げ潮が絡む時間を優先すると組み立てが楽になります。夜釣りをする場合は、防寒だけでなく、手返し(エサ交換頻度)を落とさない工夫が大切です。

  • おすすめ:日中(太陽が上がってから)+潮が動く時間
  • 朝夕に狙うなら、浅い場所より深場が絡むポイントの方が成立しやすい
  • 寒さで動けないと「交換・誘い」が減って不利になりやすいので、事前に段取りを作ります

仕掛け

カレイ釣りのタックル

カレイ釣りでは2~3本の置き竿で遠、中、近で投げ分けて釣ります。

2本ヨリの作り方

二本ヨリ(砂ずり)の作り方 -撚りを密に入れる方法-
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タックルについて解説します

【サオ】


標準負荷30号(適合ハリス25~35号)程度で、長さは4.25m、ある程度腰のしっかりしたものを使います。

※携帯性では振り出しサオが便利ですが、遠投が有利なポイントでは並継ぎに分があります。

【オモリ】


潮の早いポイントでは40号のオモリを使っても流されて止まらない時もありますので、そのようなポイントを視野に入れて標準負荷35号といった硬調のサオが必要になることもあります。

【リール】

飛距離に有利な投げ釣り専用のリールを用意したいです。ドラグについてですが、カレイはエサをくわえたまま走る魚ではないのでドラグフリーは必要ない。

ただ、硬調のサオを使う場合は、ドラグがあれば、イトが出ることで食い込みの悪さを補ってくれます。

※デメリットとして、ドラッグを緩めたままだとミチイトが潮にのって出過ぎることがあり、それが原因でオマツリになる頻度が増えます。誘いのたびにドラッグを締め直す手間から誘いがおろそかになることもあります。

【ミチイト】

PEのミチイトを使う場合は1.5~2号、ナイロンを使うのでしたら3~4号が標準です。

近年、有名ポイントはややスレ気味で遠投に分があることが多く、PEを使う人が多いです。最近はキス用の並継ぎで硬調タックスに0.8号のPEで、超遠投で狙うベテランもいるといいます。

【ハリ】


本州では、天秤の先に全長50~1.2mの吹き流し2、3本バリ仕掛けで使うの一般的です。

ハリは軸の長い流線や、流線を太い軸にしたカレイバリなどがあります。ハリのサイズは、40cm超えの大型が狙える場所では15~16号を使い、25~30cmを狙えるところでは10~13号を使います。

【東西の仕掛けの違い】


エサ取りが多い関西では、濁り潮のときに夜行玉を付ける程度で、割とシンプルな仕掛けが好まれる。これに対し、関東以北では、たくさんのビーズを付けたりして、派手な仕掛けが主流。主に使われるのは、鳥の羽根、夜行ゴム管やフライフィッシングのマテリアルであるエッグボールなどをハリに通します。

関東の派手な仕掛けは、魚に対して視覚的なアピールになると同時に、仕掛けの比重を調整する役割もあります。

【ムシエサ】


エサはアオイソメとイワイソメ(マムシ、ホンムシ)が主流。
アオイソメは廉価で低水温下でもよく動き、どこでも手に入りやすいです。

つけ方はアオイソメの房掛けとアオイソメとイワイソメを通し刺しす方法があります。

アオイソメとイワイソメを通し刺しする方法について解説します。
3~5cmに切ったイワイソメをハリにコキ上げ、その下にアオイソメを房掛けにする通称「アオマム」は、イワイソメの匂いとアオイソメの動きやボリューム感を合わせた、いいとこどりをした方法です。集魚効果の高いアオコガネが手に入れば好エサとなります。これ以外に東北地方ではエラコが手に入れば定番のムシエサです。

真冬に釣れない原因と対策

真冬(1月)に釣れない主な原因と、すぐ効く対策

1月は「ポイントにカレイがいない」よりも、食いが浅い・口を使う時間が短いことが原因になりがちです。釣れない理由を切り分けて、対策を当てると復活しやすくなります。

原因1:水温低下で活性が落ち、エサを追わない

対策

  • 遠投で広く探すより、深場・地形変化で「居場所」を当てる
  • 置き竿放置にしすぎず、20〜30分を目安に軽く誘ってエサを動かす
  • エサは「動き+匂い」を両立(房掛けのボリューム、匂いが強い組み合わせなど)

原因2:潮が緩くて「時合い」が短い

対策

  • 潮が動く時間に集中投入し、止まる時間は仕掛けの位置替えを優先
  • 流れが当たる面が強すぎるなら、**ヨレ側(反転流側)**へずらして「止める釣り」に寄せる
  • アタリが出た距離が分かったら、竿をその距離に寄せて手数で拾う

原因3:エサが弱る・冷えで手返しが落ちてチャンスを逃す

対策

  • エサ交換の基準を決める(例:動きが止まったら交換、30〜40分で見直し)
  • 仕掛け・替え針・エサは「すぐ出せる状態」にして、寒さで動けなくなるのを防ぐ
  • 糸フケを取りすぎず軽く張る(張りすぎると食い込みが落ちやすい)

原因4:アタリはあるのに針掛かりしない(乗らない)

1月は「小さく触って離す」ことが増えます。早合わせより、聞き合わせで重みが出てから掛けにいくと安定します。
対策

  • アタリが出たら大合わせせず、竿先の入り方を見てから掛ける
  • エサが長すぎると掛かりが遅れるので、ボリュームは残しつつ針先は出す
  • 置き竿の角度を見直し、アタリが出たら糸フケを軽く回収して状況を作る

マコガレイの釣り場の変化

カレイのポイントは産卵の行動とリンクして変わっていきます。

乗っ込み期は、水温の変動期に当たるので、水深があって水温が安定している深場が狙い目となる。カケアガリであれば下を狙います。

産卵が近づくと、河口や湧水のある淡水の影響が強い場所にカレイが集まるので、狭いポイントでアタリが集中します。

産卵後は、厳寒期に当たるので、もう一度水温が高めの深場へ落ちます。水温が上がってくる春先は、浅場で広範囲に散って荒食いをするので、遠近投投分ければ数釣りができます。その後、体力が回復したカレイは、沖の深場に帰っていきます。

※産卵後は魚の個体差で1ヶ月以上ずれることがあります。

真冬(1月)に釣れない主な原因と、すぐ効く対策

1月は「ポイントにカレイがいない」よりも、食いが浅い・口を使う時間が短いことが原因になりがちです。釣れない理由を切り分けて、対策を当てると復活しやすくなります。

原因1:水温低下で活性が落ち、エサを追わない

対策

  • 遠投で広く探すより、深場・地形変化で「居場所」を当てる
  • 置き竿放置にしすぎず、20〜30分を目安に軽く誘ってエサを動かす
  • エサは「動き+匂い」を両立(房掛けのボリューム、匂いが強い組み合わせなど)

原因2:潮が緩くて「時合い」が短い

対策

  • 潮が動く時間に集中投入し、止まる時間は仕掛けの位置替えを優先
  • 流れが当たる面が強すぎるなら、**ヨレ側(反転流側)**へずらして「止める釣り」に寄せる
  • アタリが出た距離が分かったら、竿をその距離に寄せて手数で拾う

原因3:エサが弱る・冷えで手返しが落ちてチャンスを逃す

対策

  • エサ交換の基準を決める(例:動きが止まったら交換、30〜40分で見直し)
  • 仕掛け・替え針・エサは「すぐ出せる状態」にして、寒さで動けなくなるのを防ぐ
  • 糸フケを取りすぎず軽く張る(張りすぎると食い込みが落ちやすい)

原因4:アタリはあるのに針掛かりしない(乗らない)

1月は「小さく触って離す」ことが増えます。早合わせより、聞き合わせで重みが出てから掛けにいくと安定します。
対策

  • アタリが出たら大合わせせず、竿先の入り方を見てから掛ける
  • エサが長すぎると掛かりが遅れるので、ボリュームは残しつつ針先は出す
  • 置き竿の角度を見直し、アタリが出たら糸フケを軽く回収して状況を作る

攻め方

【カケアガリが狙い目】


シーズンの前半~中期では、航路のなどのカケアガリでも攻め方が違います。前半~中盤はカケアガリの下、後半は浅場の上を攻めます。オモリを引いて海底の起伏を探り、ミチイトの色分けでカケアガリの位置を正確につかみましょう。

【遠近投げ】


複数のサオで、遠近投げ分けて狙うのがカレイ釣りのセオリーです。アタリの出た距離と海底の状態で、その日のパターンを探りましょう。堤防からの投入は、仕掛けを地面に置かず、仕掛けをぶら下げて投げる方がトラブルが少ないです。

【サオ先は目線の高さに合わせておく】


置きサオで待つのが基本のスタイルなので、アタリは見やすい高さに、サオ先を合わせておくことが大切です。ミチイトは張りすぎると食い込みが悪くなるので軽く張るようにします。

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引用、参考元:日本の魚釣り、投げ釣り入門(西東社)、さかな・釣り検索(つり人社)

まとめ

冬から春にかけて投げを象徴する代表的なターゲット、カレイ釣りをご紹介しました。
一般的には30cmクラスが多いのですが、最大で60cmくらいまで大きくなるものもいます。
食味の方は、大きなものは刺身に、小ぶりのものは唐揚げが美味しいといわれます。

1月はカレイが渋い日もあります。そんな日は「同じ場所・同じ時間」で狙える冬魚に切り替えると、釣りの満足度が一気に上がります。

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カレイ釣りの「遠近投げ分け」や「置き竿の待ち」は、冬魚の釣りにもそのまま活きるので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

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