表作成ができるようになると、もっとわかりやすくグラフを使って表示したくなります。ここでは縦棒、横棒のグラフの基本を解説しながら縦棒、横棒グラフの作り方、編集方法を説明します。
グラフの種類について
1)グラフの種類には、縦(横)棒、折れ線(面)、円、その他(ドーナッツ円グラフ、面グラフ、レイダーチャート、散布図、バブルチャート、株価チャート)などがあります。その中の代表的な3種類の特徴を説明します。
- 縦(横)棒➡項目の比較に使用され、縦グラフは、データの推移などがわかり、横グラフは、項目間の比較が強調されます。
- 折れ線(面)➡データの時間的な変化や、項目間の全体的な傾斜を表す時に使います。
- 円➡平面、立体のグラフがあり平面のグラフには補助円付きや補助縦棒付きがあります。
2)グラフの配置先
- ワークシート➡データのあるワークシート内の「オブジェクト」
- グラフシート➡ワークを作成後、グラフ移動ボタンを使うと「新しいシート」にグラフを配置することができます
3)グラフに配置されている構成要素
- グラフエリア➡グラフを表示するエリア
- グラフタイトル➡グラフのタイトル
- プロットエリア➡グラフのデータを表すエリア
- 項目軸(横軸➡X軸)➡データ項目を表すエリア
- 数値軸(縦軸➡Y軸)➡データの数値を表すエリア
- 凡例➡各データ系列の名前と色で表すエリア
- データ系列➡関連するデータを識別エリア
- データラベル➡データの内容を表示させるラベル
- 軸ラベル➡グラフの縦軸、横軸が何を荒らしているか内容をわかりやすく示すためのラベル
縦棒グラフと横棒グラフの作成方法
縦棒グラフの作成
縦棒には2-D縦棒で3種類、3ーD縦棒には4種類がありますので必要とするグラフを選択します
表は作成されている前提ですすめます
グラフに表示する対象セルを選択
- グラフで表示するデータが入力されているセル(店舗名と1月から5月までのデータ)を範囲を選択
- 「挿入」をクリック
- グラフグループの縦棒ボタンをクリック
- ここでは、2ーD縦棒の集合縦棒(メニューの1行目の左端)を選択
- グラフが選択されます
グラフが表と重なっていますのでクラブの左下の角をクリックすると十字のカーソルが表示されますので、任意の位置に移動します。
グラフのみを移動する場合、ALTキーを押しながらドラッグすることでグラフエリアの四隅のうちの任意の位置の角をセルの角に、ぴったり合わせることがことができます。
グラフが作成されます
【グラフのサイズを小さくしたい場合、大きくしたい場合】
- 「グラフエリア」の空白部分をクリック
- 「グラフエリア」が四角の枠線で囲まれます
- 枠線上に表示される「サイズ変更用の〇印」にマウスポインターを重ねると、ポインターが⇔の形に変わります。ドラッグ中のマウスポインタ―は⇔から+に変わり、左方向にドラッグすると縮小し、右方向にドラッグすれば拡大します。
【タイトルの移動とタイトルの変更と削除】
タイトルをクリックするとタイトルは長方形の枠で囲まれ、枠ににカーソルを持っていくと十字のカーソルが表示されますので任意の位置に移動します。
枠線が出ている状態で文字列の先頭をクリック、文字をドラッグして範囲選択します。その状態で、新しい文字列を入力します。「Enter」キーを押しますと、改行されますので注意してください。
「グラフタイトル」の削除の仕方は、「Delete」キーを押すと「グラフタイトル」の文字が消え、消えた分だけグラフが上に上がります。
【縦棒グラフの編集】
縦棒グラフの「グラフエリア」をクリック
グラフツールをクリックし、「データ」グループ内の「行/列の切り替え」ボタンをクリック
結果、こうなります。下の系列1~系列5が上に上がり、A店~F店が下に来ています。
【項目軸の変更】
左のグラフを使い項目軸、A店~F店を斜めに向かせることができます。
軸の書式設定をします。(横棒グラフの作成にも図入りで書いてますので参照してください。)
A店~F店のいずれかをポイントすると横(項目)軸と表示されます。
グラフツールの「書式」を開き➡「現在の選択範囲」グループにある「グループ要素」ボックスの▼にポイントし、クリック➡表示されている一覧から「横(値)軸エリア」を選択下記のようになります。「横(値)軸エリア」を選択することにより、横棒グラフの「横(値)軸」が囲まれます。➡選択対象の書式設定「選択対象の書式設定」ボタンをクリックすると、左側に「軸の書式設定」が表示されます。
- 軸の書式設定で文字のオプションをクリック
- テキストボックスをクリックすると内容が表示されます。
ユーザー設定の角度で文字の角度を
変えることができます。
【グラフの背景色を変える】
グラフツール(書式)から説明します。
- 「グラフ要素」にボックスの▼にポイントし、クリック
- 「プロットエリア」にポイント、クリック
- 「選択対象の書式設定」ボタンをポイント、クリック
- 右側にプロットエリアの書式設定が表示されますので、下の「塗りつぶし」をクリックし、塗りつぶし(単色)を選択
- 後は「塗りつぶしの色」を選んでポイント、クリック。色から好みの色を選択
完成
【凡例のレイアウト】
グラフツールより「デザイン」をポイント、クリックして「クイックレイアウト」をポイント、クリック
レイアウトが表示されます。ここでは11を選択します。
となります。
横棒グラフの作成
先程の表を使って「店舗名」と「合計」を選択します
作成方法は棒グラフと同じで、種類は2ーDの横棒3種類、3-Dの横棒3種類があります。
同じように挿入からグラフグループの横棒にある2ーDの横棒3種類の中から必要とするグラフを選択します。
重複しますが、タイトルの編集は縦棒グラフと同じです。
数値軸の単位を見やすく編集します。
- 横棒グラフを開きます。
- グラフツールの「書式」を開きます。
「現在の選択範囲」グループにある「グループ要素」ボックスの▼にポイントし、クリックします。
クリックすると下記用のように表示
- グラフタイトル
- プロットエリア
- 横(値)軸エリア
- 横(値)軸目盛線
- 縦(項目)軸
- 凡例1・・・
表示されている一覧から「横(値)軸エリア」を選択下記のようになります。「横(値)軸エリア」を選択することにより、横棒グラフの「横(値)軸」が囲まれます。
選択対象の書式設定「選択対象の書式設定」ボタンをクリックすると、左側に「軸の書式設定」が表示されます。
軸の表示設定から「表示単位」の▼をポイントし、クリック
▼をクリックすると下記のように表示される
- なし
- 百
- 千
- 万
- 十万
- 百万
表示された一覧から「万」にポイントし、クリックします。単位を入れる場合は「表示単位のラベルをグラフに表示」にチェックを入れます。
【数値軸の表示形式を変更する】
今、数値列は0~9まで表示されています。この数値に¥マークを付けます。
単位表示までは同じで、軸の書式設定のスクロールバーを下まで下げますと「記号(S)」ボックスがあります。
今は何も設定していませんので「なし」を表示していますが、▼をクリックするとここの一覧が出てきますので、その中の¥マークをクリックすると横棒グラフの数値軸に¥マークが表示されます。
横棒グラフの数値軸に¥マークが表示
軸の書式設定を閉じる場合は左上の✖をクリックします。
フォントサイズを変更
項目軸のフォントサイズを変更する
項目軸(F店~A店)にポイント(するとグラフタイトルを表示)
- 「ホーム」タブにポイントし、クリック
- 「フォント」グループ内「フォントサイズ」ボックスの▼にポイントしてクリックします。表示されたフォントサイズから好みの大きさを選択しクリックしますと項目軸のフォントサイズは変更されます。
タイトルのサイズの変更をする
グラフタイトルをポイント
- 項目軸と同じように「ホーム」タブにポイントし、クリック
- 「フォント」グループ内「フォントボックス」の▼にポイントしてクリックします。表示されたフォントグループから好みのフォントを選択しクリックしますとタイトルのフォントが変更されます。
まとめ
縦棒、横棒グラフの作成方法を紹介しました。帳票などをみて一目で理解してもらうにはグラフを用いることです。わかりやすくするためにはグラフの種類を選択し、文字・数値、タイトルのサイズを変更することも必要です。また、グラフの背景などを変えることによってインパクトを与えることができます。
ここではグラフの作成方法と一般的によく使われる編集方法を解説しました。
よろしければ、参考にして下さい
参考元:Microsoft Excle 2010 (応用)、Excle 2010(パーフェクトマスター)、Excle Ⅱ 2019